戻らない時間

休めない職場環境

先日、

とても考えさせられることがありました。

職場の衛生士さんのお母様が（自宅療養中）
急に悪化して帰らぬ人となりました。

そこから、
バタバタと昨日お通夜

もちろん、見ていられないほど
涙いっぱいの顔で挨拶していました。

先週あたりから
半休をとったりしていたので

きっと、
状態は良くなかったようですが
なかなか聞くこともできず

つい、2日前に
受付の同僚から

衛生士さんが
「仕事行って来るからね」と
寝ているお母さんに伝えたところ

「行ってほしくない」そんな顔を
していたと、聞いたばかりでした。

その2日後、
遅番勤務だった衛生士さんが
家を出た30分後に自宅から連絡が入って

そのまま、帰らぬ人となったようです。

午後から夕方までは
ある程度人数もいるので
正直、無理しなくてもいい時間帯

もし、職場の上司が
そのあたりを考慮していたら

この衛生士さんは
無理して出勤しなかったのでは・・・

と、思ってしまいました。

実際に私もそうですが、
休みをもらったりしていると
他の職員に迷惑がかかるので、
どうしても無理をしちゃうんですね。

人数が少ない個人クリニックだと尚更

親が大変な状況なときこそ
そばにいてあげたい

子供なら
誰しもそう思うはずです。

この日は、私が早番だったので
休憩終わって職場に着いたら

いきなり泣きながら
入れ違いに帰っていきました。

まだ午後診療が開始してなかったので

本当に出勤して
30分ほどの間の出来事です。

私も何が起こったのかわからず

あとから話を聞いて
胸が痛くなりました。

衛生士さんは一人娘

お母さんにとっても可愛い娘

あくまで、私の意見ですが
時間戻すことができないので

仕事より
もっと大切なことがあったのでは

そう、勝手ながら思いました。

ただ、この衛生士さん

うちのクリニックに
勤務して20年以上になります。

ちょっとキツイ感じの性格で
私からは話しかけづらい時もありますが

仕事は休むことは本当に少なくて
会社のために必死で働いている印象でした。

そうであれば、

こんな大変なときほど
勤務体制を考えてあげても良かったのでは・・・

もちろん
私も勝手な考えなのですが。

うちのクリニックで
権力があるのは
院長の姉2人（経営者）

すでに60代後半なんですが、
この時間は、お昼寝をするんですね。

この訃報を聞いたときも
そのまま寝ていたのを見て
なんとも言えない心境になりました。

所詮会社は
自分たちの生活までは守ってくれないのです。

実は、
私自身ずっとこの環境に
不満を持っていました。

・給料は上がらない
・休みは取れない
・孤独な受付のポジション
・衛生士さんと受付の対応に差がある

で

子供が自立したら
退職しようとずっと思っており

このたび
6月末で退職を伝えていたのです。

本当に、
このまま勤務していたら、
自分の親に何かあっても
仕事をしないとならない。

今回のことで、そう感じました。

実際に、
仕事を優先にするしかなかったので
子供達にも随分と寂しい思いをさせてきましたので。

これからは、
2度と戻らない大切な人との時間は
大切にしていきたいと強く思っています

個人で稼ぐスキルを身につけたことで
仕事を辞める勇気ができました。

確かに会社は、
いち個人の事情を聞いていたら
経営が成り立たないこともわかります。

私が特に伝えたいこと

『会社は、私たちの生活を守ってくれない』

そうであれば、
これからは個人で稼ぐスキルはさらに必要になる

改めて、感じた出来事でした。

しばらくは、
この衛生士さんは休むとは思いたいですが・・・

人数が足りないとわかっているので
ムリして勤務に来るのでは・・・

と、思ったりもしています。

もし、
なにかご意見があれば
このメルマガに返信ください。

ちょっと、暗い話になりましたが

色々と考えさせられる出来事でした。

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